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【20卒】三井物産 本選考レポート 01


選考ステップ

  1. テストセンター(C-GAB)
  2. エントリーシート提出
  3. グループディスカッション
  4. 1次面接
  5. 2次面接
  6. 最終面接

面接内容(以下Qが質問、Aが回答)

グループディスカッション

学生6名:面接官2名。

テーマ:『新商品の開発に際して、複数の候補の中からどれを選び、それをどのような戦略で売っていくか』

初めに10分間で資料の読み込みを各自行い、その後グループディスカッションの部屋に移動し開始。(30分程度)

発表の時間はないが、できるだけグループで一つの答えにたどり着くように指示があった。
開始時に、「司会」「書記」「タイムキーパー」などの役割を決めることは禁止である旨を伝えられたため、それぞれが自由に発言しつつ進めていった。

全体の雰囲気は和やかで、笑いも起きるほどだったが、のちに聞く話だとグループによって大きな違いがあったようだ。

資料の量が多く、ほとんどの学生にとって10分で全てを完全に理解するのは難しかったと思う。その中でも、ざっと全体に目を通し、最低限4つのうちどれにするか自分なりに仮の意見をもって臨めたのはよかったと思う。

発表はなく、役割を決めることもしないので、相手を論破するよりもグループとして一つの結論にたどり着けるように皆の意見を整理し、まとめながら進めることを心掛けた。

時間配分をはじめにきちんと決めなかったため、どの候補を選ぶか話し合うのに時間をかけすぎてしまい、2つ目のテーマである戦略についてあまり話し合うことができなかったのが反省点。

1次面接

学生1名:面接官2名(40代男性)。面接会場は神田近辺。面接時間は20~30分程度。

質問内容は主に「学生時代に力を入れてきたこと」について。
何度も話してきて、一番話しやすいように思えたが、他では経験したことがないほど深堀りされ、答えに困るほどだった。私は「部活」と「交換留学」の話のみで終わった。質問は下記の通り。

Q. 部活の中で課題に感じていることはなにか。
Q. それに対してどのように行動するのか。
Q. 今考えている対策はあるか。
Q. 以前した対策は何か。
Q. それはなぜうまくいかなかったと思うか。
Q. もう一度やるならどういう工夫をするか。

特に”自分が取り組んでいること”に関して、”なぜ”そうしたのか、”なぜ”そう考えるのかという”理由”を問われることが多かった。

面接の雰囲気は、淡々としていた。威圧的とまではいかないが、やや緊張感のある雰囲気。淡々としているが、しっかりと深堀りされていくので、人によっては圧迫気味と感じるかもしれない。

面接官が私の考えをよく理解しようとして深いところまで質問をしていると感じたので、面接官2人を説得する、納得させるというような意識で臨んだ。ダラダラと長く話すより、理由付けをして簡潔に答えるようにした。

《良かった点》
深掘りに対して臆せずに、自分なりの考えをしっかりと説明しきることができた。

《反省点》
学生時代に力を入れて取り組んだことについてもっと細かく振り返り、自分の考えを整理しておくべきだった。

2次面接

学生1名:面接官1名。グループディスカッション時の面接官2名が1名ずつ順番に面接を行った(40~50代男性)。面接会場はJAビル本社。面接時間はそれぞれ10~15分程度。面接の雰囲気は基本的に和やかだが、面接官の年次が高いので少し緊張感があった。質問は下記の通り。

Q. 志望動機
それに対する深堀りはあまりされなかった。(私は志望動機で具体的にやりたいことなどにあまり言及していなかったからかもしれない)
Q. 総合商社の志望動機
A. 世界中にあるものや人の良さを見つけ出し、結び付けて大きな価値を生み出すというビジネスモデルに惹かれたため

Q. 三井物産の志望動機
A. インターンやOB訪問を通して出会った社員の方々の個性の強さ、風通しの良さを感じたため。

Q. 三井物産でやりたいビジネスについて
Q. グループディスカッションはどうだったか。反省点はあるか。
Q. なぜで国語を勉強すると思うか。(同様に歴史、数学、化学、英語も聞かれる)

決まったことや考えてきたことをそのまま話すというよりは、そのとき考えたことをそのまま話すようにしていた。実際面接官からも、「言葉遣いなどはあまり気にせず、ありのままで話して」と言われたり、考えてきた志望動機についてはあまり深堀されなかったりした。

《良かった点》
あまり緊張せずに自分の思いをありのまま伝えられた点。やりたいビジネスを聞かれた時も、「具体的なイメージは湧いていません」と正直に伝え、漠然とした想いのみ伝えた。

最終面接

学生1名:面接官2名(50代男性)。面接会場はJAビル本社。面接時間は20分程度。面接の雰囲気はとても和やか。笑いが起きるほど選考通して最終が一番和やかだった。質問は下記の通り。

Q. 志望動機
Q. バスケットボールのどんなところがおもしろいか。
Q. バスケットボールをずっとやってきて、あなたが得たものを3つ、簡潔に教えてください。
Q. 中学・高校・大学と全て主将を経験しているが、なぜだと考えるか。
Q. どのような時につらいと感じたか。
Q. ゼミの研究内容。
Q. 働き始めたら、体力・気力が必要だけど大丈夫か。
Q. 駐在は自分の希望とは全く違う配置になる可能性もあるが大丈夫か。
Q. 希望通りの配属にならないかもしれないが大丈夫か。

2次面接同様、志望動機への深掘りはほとんどなく、ESなどを見て気になる点について聞かれる感じだった。私の場合は、部活の話が多かったように感じる(ただし大学時代だけでなく中高の話も多かった)。
また、実際入社してからの困難をどれだけ覚悟できているか確認するような質問も多かった。

とにかくありのままの自分を見てもらおうと思い、できるだけとりつくろわずに率直に答えた。

《良かった点》
変に自分をよく見せようとしなかった点。また、ネガティブチェックをされたときに、はきはきと自信をもって、今までの自分の経験とも結びつけて、「大丈夫です!」と言い切ることができた点。

この企業に受かる人 / 落ちる人

《受かる人》
・飾らずに、自分の言葉で、自分の意見をしっかりと伝えることができる人。
・理由や根拠をもって、相手を納得させることができる人。
・強い個性(=こだわり)がある人。自分なりの確固とした信念があり、それに従って行動できる人。
・情熱と論理性の両立ができる人。

《落ちる人》
・事前に考えてきたことを丸暗記して話そうとする人。
・ダラダラと話す人。
・人に影響されやすい人。
・自分の考え方や価値観が不安定であったり、整理できていない人。

就活を通して役に立った書籍やサイト、セミナーやイベント

・ワンキャリア
・学内説明会

・OBOG訪問
OBOG訪問では、実際に現場で働いている社員の方々の生の声が聞け、また聞きたいことがたくさん聞けるのでとても参考になった。あまり遠慮せずに、自分が気になることを聞くのが大切だと思う。

セミナーやイベント、説明会に行くと、会社ごとの雰囲気を感じることができる。特に業界内の複数企業で迷っている場合は、積極的に足を運ぶべき。

「~するべき」「~した方が有利」といった情報を鵜呑みにしすぎないことが何より大切。いろいろな意見を聞いた上で、最終的には自分が良いと思う方法を信じて貫くのが一番だと思う。

体育会就活生へのメッセージ

部活で忙しく、一般学生に比べなかなかインターンに行けなかったり、思うように就活ができなかったりと不安になることも多いと思いますが、焦る必要はないと思います。むしろ、「今~しなきゃ」といった周りの雰囲気に流されて、何となくやってしまうと、最終的に迷ったときや行き詰ったときに自分なりの軸が見つけられなくなり、危険です。

自分が必要だと思った時に、必要だと思うことをしっかりやっていけば、全く問題ありません。私は結局最後までほとんど部活を休むことなく、希望の企業に行けることになりました。面接でも、無理に企業が求める自分を作るのではなく、自分らしさをしっかり伝えきることができれば必ず、入るべき企業から内定をいただけると思います。頑張ってください!

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