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【例文あり】他部活とカブらない自己PRの作り方 / アメフト編

アメリカンフットボールが、日本のマイナースポーツ不動の一角を担っていることは、競技者でさえ異論はないだろう。にもかかわらず! 週間ダイヤモンドの調査によると、50部活以上ある中でアメフト部は、人気業界に強い部活でなんと「第4位」に入っているのだ。

でもなんで? アメフトのどこが高く評価されてんの? 自分アメフトっすけど、人事にあっと言わせる自己PRの作り方わかんねーっす…ってやつはハドルだハドル! 今から説明すんぞー!!

・特徴1:戦略的なスポーツ
トゥ~ハッッ!! 実はアメフト経験者のワタシ。過去500人以上会ってきた人事から「アメフトって頭良くないとできないんですよね?」と聞かれたことは1度や2度ではない。ぶっちゃけ経験者からすると「あんまり関係なくね? プレイブック覚えるだけだし」という感じだが、世間では「アメフト=頭を使うスポーツ」というイメージが定着しているようだ。ならば全力で乗っかろうではないか、そのウェーブに…! 例文は下記の通りだ。

自己PR例文
『アメフトでは、25秒間の作戦会議と数秒で終わるプレーを、1試合に60回以上も繰り返すスポーツです。』

⇒パターン1.
この経験から私は、限られた時間内でいつも最善を尽くすことを学びました。

⇒パターン2.
この特徴から私は、毎プレイ、どうしたら前回よりうまくできるかを考えながら実行する習慣が身につきました。

⇒パターン3.
この経験から私が、何度失敗しても次の一歩を早く踏み出す習慣が身につきました。

ここであなたが面接官に印象付けるべきポイントは「考える力」と「実行力」がリャンメンで備わっていることだ。なぜならどの人事も、自発的に考え行動できる学生を渇望しているからな。

・特徴2:完全分業
2つ目の特徴は役割分担である。野球、サッカー、バスケ、ラクロス、アイホなどのチームスポーツにも当然役割分担は存在する。しかし…! アメフトほど、個人の役割や動き方があらかじめ明確に決められたスポーツは他にないだろう。「自分の責任を果たすこと」は会社組織も全く同じ。面接官もイメージが湧きやすいテーマだからどんどんPRしてみてほしい。

自己PR例文
『アメフトでは、投げる人、走る人、ボールを捕る人、相手選手をブロックをする人など、役割と責任範囲が他のスポーツに比べてかなり明確です。』

⇒パターン1.
この特徴から私は、チームの勝利のためにはまず自分の役割を100%果たす、という強い自己責任感を学びました。

⇒パターン2.
この特徴から私がチーム作りにおいて学んだ大切なことは、個人の長所や特徴を活かすことです。この考えは、私が将来会社で人をまとめる時にも役立つ考えだと確信しています。

・特徴3:ルールと制限
ルールの多さで他部活を圧倒するのもアメフトの特徴だ。あなたがオフェンスであれば、ディレイオブゲーム、フォルス・スタート、ホールディング、クリッピング、背後からの不正なブロックなど、わずか1プレー、数秒間に起こす可能性がある反則を挙げればキリがない。

逆に言えば、あなたは1プレーの中で、無意識に信じられないくらい多くのルールを守ってきた。その上で工夫し、最善を尽くし、結果を追求してきたことについて、あなただけの自己PRを作ってみよう。

自己PR例文
『アメフトは反則の種類がとても多いスポーツです(具体的に説明するなら、25秒以内にプレーを始めなければならない、プレイをスタートするには必ずリーダーの合図が必要、オフェンスラインはブロックするとき相手を掴んではならないなど、簡単な例を挙げる)。』

⇒パターン1.
この特徴から私は、細心の注意深さと高い集中力が身についたと思います。

⇒パターン2.
ルールを守った上で相手にどう勝つか、ざまざまな工夫をする習慣が身につきました。

──以上である。

大事なのは、アメフトから何を学んだか、どんな良い習慣が身についたか、あなたの経験をあなたの言葉で説明することである。

そうすれば「同じ体育会学生と話が被った(かぶった)らどうしよう…」なんて考える必要すらなくなる。なぜなら、誰ひとりとして同じ経験をしている人はいないのだから。

追記
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