
あなたは、こんな経験したことないかな。
どうしても勝ちたい試合で、試合開始早々のミスから立ち直れず、結局、自分の力が発揮できないまま、試合終了のホイッスルが鳴る。
試合後に思う。
確かに、最初のミスは痛かった。でも最大の敗因は、ミスを引きずってしまい、試合を通してズルズルと、本来の自分を取り戻せなかったことにある、と、、
そんな人に、今日の話は役に立つかも知れないね。
もう随分前に引退しちゃったけど、ウサイン・ボルト選手が、2011年の世界陸上100m決勝でフライングをして失格となった。
んで、数日後に彼は、200mと400mリレー、2つ走ったんだけど、その結果は知ってるかな?
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200m 金メダル
400mリレー 金メダル(世界新)
これってすごくね?
ボルト選手のスポンサーは、彼の「金メダル」に、何億、いや、何十億の金を投資してるわけ。
世界中のボルトファンからの期待もハンパない。
ファンじゃなくても、何億という人がボルト選手が勝って当然と、テレビをみている。
そんな中、最初のレースである100m決勝で失格。
めちゃめちゃへこむよね、普通。
しかも試合後、世界中のメディアは、ボルト選手にキツい質問を浴びせた。
メ「レース直前のカメラに向けたパフォーマンスが影響しているのでは?(彼のレース前のパフォーマンスは有名)」
メ「練習不足だったのでは?」
でもボルト選手の答えは一貫していた。
ボ「200mに向けて最高の準備をする」
ボ「切り替えてやるだけ」
ボ「僕が世界一。変わりはない」
その日の夜は当然、眠れなかっただろう(ガン寝してたりしてw)。
200m決勝のスタートラインに立った時、100mのときのフライングが脳裏をかすめたかもしれない。
でも彼は、弱気という敵が心に入り込む隙を、一切作らなかった。
絶対勝てる、と、思っていた。
そして、より一層のファイティングポーズで、次のレースに臨んだ。
少なくともわたしにはそう見えた。
結果、本当に勝ってしまった。
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誰だって失敗はするけど、失敗したあとの反応は2つに分かれる。
失敗からすぐに学び、軌道修正しようとする人と、
失敗したことを悔やみ、いつまでも引きずる人。
どっちが最高の結果が得られるかは、ボルト選手が示した通りだ。
「でもそれってボルトだからできることでしょ。経験もあるし」と言う人もいる。
本当にそうだろうか?
ボルトでも、キミでも、小学生でも、「次は絶対うまくいく」と、自分を信頼し、奮い立たせることはできるよね。
「やべ、ミスった、、」とその瞬間に、ネガティブなものを無視して「次だ次!」と言い切ることは、誰にだってできる。
そしてココがポイントなんだけど、
おそらくボルト選手は、普段の練習から、失敗しても次の1本、次の1本、と思って練習に持って取り組んでいたんじゃないかな。習慣というやつだ。
もちろん、どれだけ強気で、勝ち気な習慣を身につけたところで、勝利は保証されない。当然、負けることだってある。
でも、あなたが本当に勝ちたいなら、
勝つ可能性を高めたいなら、
執拗(しつよう)に繰り返すんだよ。ミスをしても「次だ、次!!」と。
勝負って、案外、こういうところで決まるんじゃないかな。
▼100m決勝で失格…(0:16から)
▼…からの200m金!(0:47から)
▼リレーも金!!かっけぇ、泣くわ…(2:45から)